暗号資産(仮想通貨)のフレアとは?独自のコンセンサスアルゴリズムや機能、将来性について徹底解説!

更新日:2024/6/4 公開日:2024/6/4

最近、暗号資産(仮想通貨)のフレア(Flare)が話題になっています。リップル(XRP)の保有者に対してエアドロップ(無料配布)が実施されたこともあり、SNSなどで名称を見た経験がある方もいるのではないでしょうか。

本記事では、フレアがどのような銘柄なのかをご紹介します。独自のコンセンサスアルゴリズム「Federated Byzantine Agreement」が採用されていることや、主な機能、フレアの将来性について解説するので、ぜひ参考にしてください。

暗号資産(仮想通貨)のフレアとは

フレア(Flare、FLR)とは、「Flare Network」で使用されるトークンです。以前は「Sparkトークン」と呼ばれていましたが、2022年9月に現在の名称へと変更されたことにご留意ください。

Flare Networkは、異なるブロックチェーンの相互運用を実現するための「中継役」を担うことを目的としたプラットフォームです。独自のコンセンサスアルゴリズム(詳細は後述)が採用されており、リップル社の投資部門「Xpring」から出資を受け、開発が進められてきました。

 

XRP保有者に対してエアドロップを実施

2020年12月12日のスナップショット時点のXRP保有者に対して、プロモーションのためにフレアのエアドロップ(無料配布)が実施されました

SNSなどで話題になったため、日頃から暗号資産に関する情報を収集している方や、XRPを保有している方は、エアドロップのことを記憶しているのではないでしょうか。

 

独自のコンセンサスアルゴリズム「Federated Byzantine Agreement」

Flare Networkでは、スタンフォード大学のデイビット・マジャーズ教授が執筆した数学の論文をベースにした独自のコンセンサスアルゴリズム「Federated Byzantine Agreement(FBA)」が採用されてます

多くのブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズム(プルーフ・オブ・ワークなど)では、取引の内容などを精査してブロックに保存する際に、ネットワーク参加者の力を借りなければなりません。そして、承認作業に対して報酬が発生する仕組みになっています。しかし、FBAでは、経済的インセンティブが不要な仕組みになっているため、取引手数料を抑制することが可能です。

また、Flare Networkには、アバランチ(Avalanche)プロトコル(「各ノードは周囲のノードの大多数の意見に合わせる」 というルール)も採用されています。アバランチプロトコルによって、安全性が確保されつつ、高速に処理を実行できるスマートコントラクト環境が提供されることが魅力です。

 

Flare Networkの主な機能

以下は、Flare Networkの主な機能です。

 

  • F-Assets
  • LayerCake
  • FTSO(Flare Time Series Oracle)

 

それぞれについて詳しく説明します。

 

F-Assets

Flare Networkでは、「F-Assets」と呼ばれる機能により、スマートコントラクトに対応していない暗号資産(BTC、LTCなど)を持ち込んでスマートコントラクト機能を提供したり、DeFi(分散型金融)やNFT分野で利用したりすることが可能です。

なお、BTCの場合は「FBTC」、LTCの場合は「FLTC」という名称のトークンが、Flare Network内で流通します(外部のBTCとFBTCの価値、外部のLTCとFLTCの価値は連動しており、常に同じ)。

 

LayerCake

LayerCakeは、スマートコントラクト機能を持つブロックチェーン間でトークン・情報の安全な移送を実現するための分散型ブリッジです

なお、一定額の担保を預け入れた「処理能力提供者(Bandwidth Provider)」が、チェーン間の資産移動を担当します(適切にユーザーの資産を動かさなかった場合、預け入れた担保は没収)。 

 

FTSO(Flare Time Series Oracle) 

FTSO(Flare Time Series Oracle) は、時系列データ(時間の経過とともに変化するデータ)を取得し、Flare Network上のアプリケーションに反映させる機能です

具体的には、暗号資産(BTC、LTCなど)の価格をはじめとする数値データをオフチェーンで取得し、3分ごとにブロックチェーンに反映させます。

 

フレア(FLR)の将来性

Flare Networkは、以下に示すように、さまざまな企業と提携・協業しており、今後の値上がりが期待されます。

 

  • グーグルクラウドとの提携
  • ブロックチェーン企業との提携
  • メタバースプラットフォームとの提携

 

それぞれについて詳しく説明します。

 

グーグルクラウドとの提携

2024年1月15日に、Flare Networkとグーグルクラウド(Google Cloud)の提携が発表されました

グーグルクラウドのユーザーは、ブロックチェーン用のAPIサービスを利用すれば、ノードを立てることなく、Flare Network(およびFlare Networkと接続されているブロックチェーン)にアクセスすることが可能になるため、利便性が高まるでしょう。

 

ブロックチェーンゲーム企業との提携

Flare Networkは、ブロックチェーンゲーム企業「Gala Games」と提携し、NFT分野で協業しています

具体的には、Gala Gamesのゲーム関連のNFTをFlare Network上で発行できるようにすることで、Flare Networkにおけるゲーム関連のエコシステム拡大を目指しています。

 

メタバースプラットフォームとの提携

Flare Networkは、メタバースプラットフォーム「Metropolis World」とも協業しています

Metropolis Worldは、ほかのメタバース・エコシステムと接続されているため、今後、Metropolis WorldがFlare Networkと多種多様なメタバース・エコシステムを橋渡しする役割を担うかもしれません。

 

フレア(FLR)を取引するなら、クリプトマネージに損益計算を任せよう

Flare Networkは、近年さまざまな企業との提携を開始しています。実利用が進むことで、今後、フレア(FLR)の価格も上昇していくかもしれません。

なお、フレア(FLR)を売買するのであれば、確定申告に備えてトレードの記録を作成し、損益を計算する必要があります。手作業で実施するとミスが発生しやすいので、ITツールで自動化するほうが良いでしょう。

おすすめの損益計算自動化ツールは、株式会社イー・ラーニング研究所の「クリプトマネージ」です。「フレア(FLR)」など、合計で約9,400種類の銘柄に対応しており、国内・海外の主要取引所のデータや手元のウォレットのデータも取り込めるので、ぜひご活用ください。

クリプトマネージの開発には、暗号資産の専門知識を有する税理士が携わっており、最新の税法に合わせて随時計算ロジックが改訂されるので安心です。

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監修者情報
金子 賢司 HP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

【保有資格】CFP
東証一部上場企業で10年間サラリーマンを務める中、業務中の交通事故をきっかけに企業の福利厚生に興味を持ち、社会保障の勉強を始める。
以降ファイナンシャルプランナーとして活動し、個人・法人のお金に関する相談、北海道のテレビ番組のコメンテーター、年間毎年約100件のセミナー講師なども務める。趣味はジャザサイズ。健康とお金、豊かなライフスタイルを実践・発信しています。

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代表取締役 吉田 智雄
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