イーサリアムとは?プラットフォームの特徴について徹底解説!
ビットコインに次いで時価総額が大きい暗号資産「イーサリアム」。暗号資産に興味・関心がある方であれば、一度はイーサリアムという単語を見聞きした経験があるのではないでしょうか。
ただし、イーサリアムの誕生から現在に至るまでの経緯や、契約の執行を自動化できる「スマートコントラクト」という仕組みに関しては、把握できていない方もいるでしょう。
そこで、本記事では、イーサリアムがどのような暗号資産なのかを詳しく解説します。最近話題のNFTやDeFiとの関係もご紹介するので、ぜひご一読ください。
イーサリアムとは?
イーサリアム(Etherium)とは、スマートコントラクトを実行したり、DAppsを開発・提供したりするためのプラットフォームです。そのため、厳密にはイーサリアム自体は暗号資産ではありません。
なお、スマートコントラクトは「ブロックチェーンによって契約の執行を自動化する仕組み」であり、DAppsは「ブロックチェーン上で実現される分散型アプリケーション(Decentralized Applications)」のことです(詳細については後述)。
プラットフォーム内で利用されるトークン「Ether」
イーサリアムのプラットフォームには、「イーサ(Ether、ETH)」という名称のトークンが存在します。イーサは、プラットフォーム上で特定の操作を実行するための手数料の支払いに用いられることを理解しておきましょう。
ットフォームではなく、暗号資産(トークン)を指し示したいのであれば「イーサ」と呼称するほうが正確です。ただし、多くの取引所においては「イーサリアム」という名称で売買されていることにご留意ください。
イーサリアムの誕生から現在に至るまでの歴史
イーサリアムの歴史は、カナダ人プログラマーのヴィタリック・ブテリン氏による2013年の構想にまで遡ります。「Ethereum: A Next-Generation Smart Contract and Decentralized Application Platform.」というタイトルのホワイトペーパーに基づいてプラットフォームの開発が進められ、2014年にICOで資金調達をしたうえで、2015年7月に正式リリースとなりました。
当初はコンセンサスアルゴリズムとして「プルーフ・オブ・ワーク」が採用されていましたが、ハードフォークを伴うアップデートが何度か実施され、2023年11月時点においては「プルーフ・オブ・ステーク」に変更されています。
最近、「NFT」や「DeFi」が注目されていますが、イーサリアムのブロックチェーンと密接な関係があることを認識しておきましょう(詳細については後述)。
契約を自動化できる「スマートコントラクト」という仕組み
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で人間の手を介さずに契約を自動的に実行する機能であり、契約内容が改竄されたり契約が不履行になったりするのを防止することが可能です。
契約執行に要する時間を短縮できるため、金融業界や不動産業界などでスマートコントラクトを活用した取引の実用化が期待されています。
スマートコントラクトによって実現される「DApps」とは?
DAppsとは、ブロックチェーン上でスマートコントラクトを利用することによって実現される分散型アプリケーション(中央管理者が存在せず、ブロックチェーン上で分散管理されるアプリケーション)です。DAppsの具体例としては、「オークションプラットフォーム」や「ゲーム」などが挙げられます。
通常のオンラインゲームでは、ゲーム会社がサーバーを管理しており、一方的に「仕様の変更」や「サービスの終了」がアナウンスされることがありますが、ブロックチェーン上で動作する分散型アプリケーションによるゲームでは中央管理者が存在しないため、そのような心配がありません。
現在、ほとんどのDAppsは、イーサリアムのスマートコントラクト技術を基盤にして開発されています。
NFTやDeFiの動向に注目
最近、「NFT」や「DeFi」という単語を見聞きする機会が増えました。いずれもブロックチェーンを活用した新技術・新サービスですが、多くのNFTやDeFiではイーサリアムのブロックチェーンが利用されています。
なお、NFTとは「Non-Fungible Token」の略であり、代替不可能なトークンのことです。イーサリアムのトークン規格「ERC721」に準拠してNFTを発行すれば、「唯一無二のデジタルアート」や「ゲーム内の特別な武器・キャラクター」といった代替不可能なデジタルアセットの保有・売買が可能になります。
ここで、「代替可能/代替不可能」という概念を正確に把握するために、「ビットコイン」「500円硬貨」「著名人がサインしたTシャツ」「本物のゴッホの絵」について考えてみましょう。
例えば、ある人が保有している1BTC分のビットコイン(または500円硬貨)と、別の人が保有している1BTC分のビットコイン(500円硬貨)の価値は同じであり、双方のビットコイン(500円硬貨)を交換しても、各人が保有するビットコイン(500円硬貨)は1BTC(500円の価値)のままになります。
つまり、ビットコインや硬貨は代替可能(fungible)であるのに対し、「著名人がサインしたTシャツ」や「本物のゴッホの絵画」は代替不可能(Non-fungible)です。
もう片方のDeFiとは「Decentralized Finance」の略であり、日本語では「分散型金融」と訳されています。ブロックチェーン上に構築される分散型の金融サービスであり、銀行や証券会社といった中央管理者を介さず、P2Pで資金のやり取り(貸出、借入)が可能です。現在リリースされているDeFiプラットフォームの多くは、イーサリアムのブロックチェーンを活用しています。
取引をするのであれば、「クリプトマネージ」で損益計算の自動化を!
イーサリアム(ETH)の売買やステーキング、DeFiなどで所得を得たら、税法に基づいて確定申告・納税をする必要があります。手作業で記録を作成し、損益計算を行うことも可能です。しかし、多大な時間・労力を要し、計算ミスや転記ミスも発生しやすくなるので推奨できません。
そのため、株式会社イー・ラーニング研究所が開発・提供しているITツール「クリプトマネージ」で損益計算を自動化することをおすすめします。クリプトマネージの開発には、暗号資産の専門知識を有する税理士が携わっており、最新の税法に合わせて随時計算ロジックが改訂されるので安心です。
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