暗号資産お役立ちコラム 暗号資産お役立ちコラム

暗号資産(仮想通貨)はこれからどうなる?今後の見通しをご紹介!

更新日:2024/1/10 公開日:2023/9/26

ビットコインのジェネシスブロック(最初のブロック)が誕生したのは、今から14年以上前の2009年のことです。現在では世界中の人々が暗号資産(仮想通貨)を売買するようになっていますが、過去を振り返ると「アルトコインの登場」「暗号資産バブルの崩壊」など、さまざまな出来事がありました。

本記事では、「今後、暗号資産はどうなっていくのか知りたい」という方に向けて、歴史を振り返ったうえで、2023年8月時点における状況と今後の見通しをお伝えします。なお、未来を予測するのは容易なことではないので、あくまでもひとつの判断材料として参考にしてください。

暗号資産(仮想通貨)の歴史

2008年10月末に「Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)」を名乗る匿名の人物が、インターネット上で「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」というタイトルの論文を発表し、約2ヶ月後の2009年1月3日に「ビットコイン」の最初のブロックが生成されたことにより、暗号資産の歴史がはじまりました。

以下、ビットコインなどで使用されている「ブロックチェーン技術」や、イーサリアムなどの「アルトコイン」の誕生、2017年から2018年にかけての「暗号資産バブルの到来および崩壊」について、順番に説明していきます。

ブロックチェーン技術およびビットコインの発明

ビットコインは、「ブロックチェーン」と呼ばれる技術によって実現されていることを覚えておきましょう。

ブロックチェーンとは、分散型台帳技術の一種であり、取引データをひとかたまりにしたものを「ブロック」と呼び、これを「チェーン」のように連ねて管理する仕組みです。

なお、参加者が相互に監視しているため、ネットワーク全体を管理するサーバーが存在しなくても記録の改竄を防止することが可能であり、正確にデータをやり取りできます。

アルトコイン(イーサリアムなど)の登場

ビットコインの誕生以後、ブロックチェーン技術などを用いて、次々に多様な暗号資産(中央管理者が存在しないネットワーク上で流通し、暗号理論に基づいて取引の改竄が防止される通貨)が登場してきました。

ビットコイン以外の暗号資産は、「アルトコイン」と呼ばれることを覚えておきましょう。なお、ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)氏によって開発された「イーサリアム」には、ブロックチェーン上でプログラムを作成・実行できる「スマートコントラクト」と呼ばれる仕組みが実装されており、独自の発展を遂げています。

暗号資産バブルの到来および崩壊

2017年の後半あたりからビットコインをはじめとする暗号資産の価格がじわじわと上昇し、年末にかけて「バブル」と形容される状況になりました。しかし、年が明けて2018年になると様相が一変し、バブル相場が崩壊。しばらく暗号資産の価格が全般的に停滞する時代が続くことになります。

その状況を大きく変えるきっかけとなったのが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが発生した2020年です。

当初は「世界全体がどうなるか分からない」という不安のなか、株式などと同様に価格が大きく下落したものの、年末にかけて上昇に転じて以降、2021年には瞬間的に1BTC=700万円を超えるレートを記録しました。これは2017年のバブルの水準を超えていましたが、2022年には下降トレンドに転じます 。

2023年8月時点の暗号資産の状況と、今後の見通し

ここからは、2023年8月時点における暗号資産(ビットコイン、イーサリアム、リップル)の状況、および、今後の見通しをご紹介します。

ビットコイン

2022年に停滞していたビットコインの価格は、2023年に入ってから上昇傾向に転じました。7月~8月あたりは、1BTC=300万円台後半~400万円台前半で推移しています。

2021年に到達した700万円台には及びませんが、過去の歴史を振り返れば充分に高い水準であり、安定していると評価しても良いでしょう。今後、2021年の水準を超える可能性もあるので、価格の推移に注目です。

イーサリアム

イーサリアムブロックチェーン上のトークンの規格である「ERC-721」が最近話題の「NFT」で活用されているほか、DeFi(分散型金融)の盛り上がりなどから、2021年には過去最高価格(1ETH=60万円台後半)になりました。

その後、2022年には下落基調となりましたが、2023年になってから盛り返し、8月時点では20万円台半ば~後半あたりを推移しています。今後、NFTやDeFi関連の市場が成長するにつれて、中長期的に価格が上昇する可能性があるので、落ち着いて推移を見守りましょう。

XRP(リップル)

XRP(リップル)の価格は、2018年に過去最高水準の1XRP=200円台後半を記録しました。ただし、長期チャートを眺めると、その後の価格は右肩下がりの傾向が見受けられます。

なお、「SEC(米証券取引委員会)とリップル社の訴訟」の第1審においてリップル社が一部勝訴したという話題を受け、2023年7月下旬に一時的に100円を突破したものの、すぐに70円台に値を戻しました。今後の裁判の行方次第ではトレンドが反転し、上昇に転じるかもしれません

余裕資金で売買することが重要

ここまで暗号資産の歴史を振り返ったうえで、2023年8月時点における主要3通貨(ビットコイン、イーサリアム、リップル)の状況や今後の見通しについて述べてきました。

結論としては、「暗号資産の値動きを予想することは困難である」と言わざるを得ません。ハイリスク・ハイリターンなトレードであることを認識し、失っても問題ない「余裕資金」で売買することが大切です。生活に必要な資金(食費、家賃、水道光熱費、教育費、老後資金など)に手を付けるのはやめましょう。

暗号資産を売買するなら、クリプトマネージで損益を自動計算しよう

暗号資産を売買する際に忘れてはならないのが「税金」のことです。一定金額以上の所得を得た場合、確定申告をしたうえで、所得税を納めなければなりません。

なお、暗号資産による所得金額や税額を正確に把握するためには、損益計算を実施する必要があります。手作業で計算することも可能ですが、多大な労力と時間がかかり、計算ミスや転記ミスなども発生しやすくなるので避けるほうが良いでしょう。

おすすめは、株式会社イー・ラーニング研究所が開発・提供しているツール「クリプトマネージ」を利用して損益計算を自動化すること。暗号資産の専門知識を持つ税理士が開発に携わっており、税務調査に耐えうる取引履歴データの作成が可能になるので、ぜひ活用をご検討ください。

税法は頻繁に変更されるものですが、クリプトマネージでは、最新の税法に合わせて随時計算ロジックを自動的に修正する仕組みになっているので安心です。

なお、クリプトマネージは、9,400種類の銘柄、国内・海外の主要取引所に対応しており、売買のデータだけではなく、マイニングやハードフォーク、レンディング、エアドロップ、ICO投資、DeFiなどのデータにも対応しています。損益・残高情報をグラフにして表示する機能もあるので、さまざまな銘柄を一元管理するのにお役立てください。

監修者情報
水野 崇(CFP®︎ / 1級FP技能士) HP
水野総合FP事務所代表。キャリア20年超の現役トレーダー。相談、執筆・記事監修、講師、取材協力などマルチに活躍するファイナンシャルプランナー。

2003年、30歳で子どもの誕生を機に早期退職し、株式専業トレーダーに転身。これまでに年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。投資の収益で都内新築不動産を現金一括購入。

現在は独立系FPとして年間100名以上の個別相談に対応、月20本以上の執筆・監修に携わる。大学や事業法人などで講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校では非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

【保有資格】CFP®︎認定者|1級ファイナンシャル・プランニング技能士|宅地建物取引士|日本証券アナリスト協会検定会員補|証券外務員1種 他
【メディア掲載実績】毎日新聞|朝日新聞|中日新聞|東京新聞|朝日中高生新聞|物流産業新聞社|Yahoo!ニュース|女性自身|プレジデントオンライン|日本FP協会 他多数
水野総合FP事務所代表。キャリア20年超の現役トレーダー。相談、執筆・記事監修、講師、取材協力などマルチに活躍するファイナンシャルプランナー。

2003年、30歳で子どもの誕生を機に早期退職し、株式専業トレーダーに転身。これまでに年間最高売買代金350億円超、月間最高利益2414万円を達成。投資の収益で都内新築不動産を現金一括購入。

現在は独立系FPとして年間100名以上の個別相談に対応、月20本以上の執筆・監修に携わる。大学や事業法人などで講師を務め年80回登壇。学校法人専門学校では非常勤講師として「投資の授業」を毎週行う。

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