暗号資産(仮想通貨)に配当金はある?株式との違いを詳しく解説!
株式を保有していると「配当金」を受け取れる場合がありますが、暗号資産(仮想通貨)を保有していても「配当金」は受け取れません。ただし、「配当金」という名称ではありませんが、「レンディング」や「ステーキング」といった仕組みによって、暗号資産を保有しているだけで利益を得られる場合があります。
本記事では、暗号資産と株式の違いや、暗号資産では「配当金」を受け取れないことを解説したうえで、暗号資産投資のメリット・デメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
暗号資産と株式の概要
まず、暗号資産と株式の概要を紹介します。暗号資産とは、インターネット上でやり取りできる財産的価値で、以下の性質を有するものです。
- 不特定多数の者を相手に、モノやサービスの対価として使用したり、購入・売却したりできる
- 電子的方法で記録され、情報処理システムを用いて移転できる
- 法定通貨や法定通貨建ての資産(電子マネーなど)ではない
ビットコイン・イーサリアムなど、多種多様な銘柄が取引所で売買されています。暗号技術・ブロックチェーン技術によってネットワーク参加者が分散管理する仕組みで、中央管理者は存在しません。
また、株式とは、株式会社が出資者に対して発行する証券で、証券会社などを介して売買することが可能です。株式の保有者(株主)は、株主総会において保有株式数に応じた議決権を行使できるほか、「株主優待」や「配当金」の分配を受けられる場合があります。このように、暗号資産と株式には、さまざまな違いがあります。
暗号資産投資では配当金を受け取れない
株式投資とは異なり、暗号資産投資では「配当金」と呼ばれるものを受け取れる仕組みは存在しません。ただし、「レンディング」や「ステーキング」といった「保有しているだけで自動的に利益を得る仕組み」は存在します。
暗号資産の売買で利益を出すためには、市場の動向を注意深く観察し、適切なタイミングで注文しなければなりません。仕事や家事などで忙しい方は、対応が困難なケースもあるでしょう。その場合は、レンディングやステーキングで稼ぐこともご検討ください。
レンディングやステーキングで利益を得ることは可能
レンディングとは、保有している暗号資産を第三者(暗号資産交換業者など)に貸し付けて、貸借料を得る仕組みです。コンセンサスアルゴリズムの種類は問われません。ビットコインなど、コンセンサスアルゴリズムとして「Proof of Work(PoW)」が採用されている銘柄でも、レンディングで利益を得ることは可能です。
ステーキングとは、コンセンサスアルゴリズムとして「Proof of Stake(PoS)」を採用している暗号資産の保有者が、一定数量を担保として預け入れ、取引の承認作業を実施することで報酬を獲得できる仕組みです。PoSが採用されているイーサリアムなどでは、ステーキングで暗号資産を増やせます。
暗号資産投資のメリット
株式投資と比較した場合の暗号資産投資のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
- 24時間365日売買が可能
- 少額でも取引できる
- 大きく成長する可能性を秘めている
それぞれに関して詳しく説明します。
24時間365日売買が可能
株式の場合は、原則として平日の日中しか売買できません。平日の日中に仕事をしている方は、こまめにチャートをチェックして注文操作を実行することは困難です。そのため、短期的に売買するのではなく、長期的な積立投資で配当金を得る手法を選択するケースが多いのではないでしょうか。
他方、暗号資産の場合は、24時間365日売買が可能です。平日の早朝や夜間、休憩時間、休日(土・日・祝日)など、ご自身に適したタイミングでトレードできることが魅力です。
少額でも取引できる
1BTCは高額ですが、小数点以下の細かい単位で売買することも可能です。また、イーサリアムなど、ビットコイン以外の銘柄も同様に、少額でも売買できます。
株式の場合、100株など、一定数量以上でしか売買できないケースもあります。そのような銘柄に関しては、一定の資金がなければ投資できません。
大きく成長する可能性を秘めている
暗号資産の歴史は短いですが、急速に利活用が拡大しており、今後、市場が大きく成長する可能性を秘めています。
「準備金」として暗号資産の備蓄を実施する方針の国家(アメリカなど)も存在し、新しいサービス(DeFiなど)も誕生しており、利用人口の増加に伴って価格が上昇することが期待されます。
暗号資産投資のデメリット・注意点
株式投資と比較した場合の暗号資産投資のデメリット・注意点としては、以下の3つが挙げられます。
- 価格変動が激しい
- 手元のウォレットで管理する場合は自己の責任でセキュリティ対策を講じる必要がある
- 総合課税の対象で累進課税が適用される
それぞれに関して詳しく説明します。
価格変動が激しい
暗号資産は、株式に比べて価格変動が激しいため、思惑と逆方向に価格が変動すると大きな損失を被る可能性があります。
特に「レバレッジ取引」を実施する場合は要注意です。取引所に入金した資金よりも大きな金額を動かせるため、思惑通りの方向に価格が変動した際には大きなリターンを得られますが、思惑と逆方向に動いた際には入金額を超える損失が生じ、借金を背負うことになりかねません。初心者は、レバレッジ取引ではなく、まずは少額の現物取引を実施して暗号資産のトレードに慣れましょう。
手元のウォレットで管理する場合は自己の責任でセキュリティ対策を講じる必要がある
ステーキングを実施する際には、暗号資産の秘密鍵を取引所に預けるのではなく、手元のウォレットで管理しなければならないケースがあります。
ハードウェアウォレットを紛失したり、パソコン・スマートフォン・タブレット端末がサイバー攻撃を受けて秘密鍵が流出したりした場合、暗号資産は失われてしまいます。取引所が秘密鍵を管理していない状況では、自己の責任で厳格なセキュリティ対策を講じなければなりません。
総合課税の対象で累進課税が適用される
株式の場合、分離課税であり、一律税率です。他方、2026年1月時点では、暗号資産の取引(売買・ステーキングなど)による所得は、総合課税の対象とされています。累進課税が適用されるため、所得が大きい場合は税率が高くなります。
ただし、2025年12月26日に閣議決定された「令和8年(2026年)度税制改正の大綱」に、「分離課税を導入する方針」が盛り込まれました。今後、法律(金融商品取引法など)が改正されたうえで分離課税に移行することが予想されます。
暗号資産のレンディングなどを実施する場合はクリプトマネージで損益計算を自動化しよう
暗号資産で利益(所得)を得る方法は、売買だけではありません。レンディングやステーキングといった手法でも資産を増やせます。株式の配当金と同様に、保有するだけで資産が増えるため、仕事などで忙しく売買を繰り返せない方に適しています。
株式会社イー・ラーニング研究所の「クリプトマネージ」は、売買だけではなく、レンディングなどのデータも管理することが可能です。手作業で管理すると多大な時間・労力を要するため、「クリプトマネージ」を活用して暗号資産の損益計算を自動化しましょう。

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